有能か無能か
「有能」と「無能」という言葉がある。
人生とは過酷なもので、様々なシチュエーションで「有能である」とか「無能である」とかという評価が下される。
前者は賞賛されがちである一方、後者は軽蔑されがちである。
そもそも両方とも生まれ持ったパーソナリティ、アイデンティティである。これは紛れもない事実だが、後天的に変わりうる性質も持ち合わせていると私は考えている。
たとえば、ものすごく作業効率の悪い仕事をしている同僚がいたとする。
一見するとその同僚は無能な人物であると判断されるかもしれないが、その同僚は周りの人の働き方を参考にして、作業効率をあげるノウハウを考えつく「有能」な思考力を持っているかもしれない。その有能な思考力を以て、たちまち他のワーカーよりも作業効率が高くなったとしたらどうだろう。有能な人物だと判断されるのではないだろうか?
大事なのは先天性の「有能か無能か議論」ではなく、後天性の「可能性」であると考える。
もし今のあなたが、自身を「無能である」と感じているとしたならば、自分を変えるために不断の努力をしよう。
他の人より物覚えが悪いと思うなら、その分人より早く取り掛かる、人よりたくさん時間をかける。
他の人より得意なことが少ないと感じるなら、色んなことに挑戦する。
そうじゃないと一人前ではないのだから、絶えず努力を続けよう。
自身を無能であると卑下するくらいであれば、むしろ自身は有能であると傲慢になるくらいがいい。腐ったマインドを持つより、豪胆さを持っている方が、あなたの人生をより充実させるでしょう。
いま、「有能」な人間になる瞬間です。